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在学生のみなさまへ

OBOGメッセージ

2021年3月卒 教育学部 学校教育課程

教育実習で出会った生徒の笑顔が私の教師への道を後押ししてくれました

佐賀県教育委員会 佐賀県中学校 渕上 里奈

Let’s Interview!!

先輩へインタビュー

教員採用試験の準備はいつ頃からどのような形で始められましたか?

教員採用試験の一次試験対策は、3年生の3月頃から始めました。有料対策講座は受講しませんでした。教職教養の試験は、参考書で教育関連の言葉や法律を暗記し、その後佐賀県の過去問を10年分程繰り返し解きました。英語の試験は、高校時代の問題集やセンター試験を解き直し、過去問を繰り返し解きました。長文対策に力を入れました。二次試験対策は、一次試験後に始め、大学の英語科の先生や現職の先生方に面接、模擬授業の対策をしていただき、経験を積むようにしました。

自己分析と自己PRはどのようにされましたか?

自己分析は、最初は自分で、自分の長所と短所について考えたうえで、周りの友だちとも長所や短所を確認し合うようにしました。短所は見つけやすいですが、長所を見つけることは少し難しかったので、周りの友だちに聞くように心がけました。

応募書類を書く際に自分なりに工夫したことを教えてください。

願書書類の中の自己PR文に力を入れました。これまでに一番達成感を味わったことや目標達成に向けて取り組んだこと、その中での課題や困難にどのように対応したのかということについて書く必要があります。私は教育実習で経験したことを詳しく書きました。生徒との関わり方や授業を作るうえでの課題を述べ、その解決のために取り組んだことを具体的に書いていきました。

面接試験はどのような対策をしましたか?

日本語の面接については、教育関連の雑誌を参考にし、このような質問をされたらこのように応えるというように、回答をまとめておくようにしました。必ず聞かれるような質問に関しては、ある程度答えることを暗記しておくようにしました。英語の面接については、答える内容をすべて英語で書き出し、何度も声に出して練習しました。そして、大学の英語科の先生に面接の練習を数多くしていただきました。どちらの面接も隙間時間などを用いて、必ず頭の中で、シミュレーションをするように心がけました。

教育実習で印象深かった出来事を教えてください。

生徒との関りについては、不安で仕方なかったということが嘘のように、最終日には仲良くなり、涙が止まらなくなってしまうほどでした。生徒と同じ目線で会話することができるように、生徒の好きなことや趣味を把握するように心がけ、私自身学ぶことの多い期間でした。授業に関しては、回を重ねるごとに、私の授業を楽しそうに受けてくれていることが印象的で、生徒のためにどうしたら楽しい授業になるのかと考えることが楽しかったです。教育実習1か月間を通して私自身の成長をとても感じました。

最後に、これから教員採用試験に臨む後輩にアドバイスをお願いします。

教育学部の皆さんは、数多くの教育実習を経験します。この教育実習を乗り越えることができたというだけでもとても大きな強みであり、自分を成長させることのできるという大きなメリットであると思います。この大きなメリットの中で、さらに自分の強みを高めるために、教育以外のことにも目を向けてみて、大学時代に自分の視野を広げ、自信を持ってやり遂げたと言えることを見つけてみてください。実習や教員採用試験の勉強を頑張った先には、一回り成長した自分に出会うことができます。何事にも精一杯取り組んでみてください。心から応援しています。