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在学生のみなさまへ

OBOGメッセージ

2021年3月卒 医学部 看護学科

コロナ禍での就職活動ということもあり、自分で考える力が特に求められていたのではないか

佐賀県保健師 南里 咲良

Let’s Interview!!

先輩へインタビュー

就職活動の準備はいつ頃からどのような形で始められましたか?

3年生の9月から実習のフォロー期間を活用して一次試験の勉強を始め、実習終了後3月から本格的に取り組みました。一次試験の中で特に力を入れたのは教養試験と専門試験です。教養試験は口コミを見ながら自分に合った参考書を購入し、配点の高い分野を中心に勉強しました。専門試験は保健師の国家試験の際に使用する問題集等で勉強を進めました。早めに取り組んだことで自分の苦手分野を把握することができていたため、実習終了後スムーズに勉強に取り掛かることができたと感じています。

自己分析と自己PRはどのようにされましたか?

自己分析では、大学4年間だけでなく、これまで自分が経験した出来事を振り返り、そのときに考えていたことや大切にしてきたことについて深く掘り下げるようにしました。自己分析をする上で見えてきた自分の長所や強みを中心に、また友人とお互いの良い所を共有したことを自己PRにつなげました。そして、これまでの経験から得られたことを保健師としてどのように活かすことができるかということを含めて伝えられるようにしました。

エントリーシートを書く際に自分なりに工夫したことを教えてください。

まず佐賀県職員として求められている人材をHP等で確認しました。それを踏まえた上で、行政職であり専門職でもある保健師の役割について考え、自分の思いを伝えられるようにしました。エントリーシートを中心に面接が行われるため、分かりやすく書いておくことが必要だと思います。私はキャリアセンターの方や先生方にアドバイスをいただき、修正を重ねました。自分だけの表現には限りがあるため、第三者の視点で添削して頂くことで、より焦点を絞ったエントリーシートにすることができたと感じています。

面接試験はどのような対策をしましたか?

一次試験の合格発表から二次試験まで10日ほどしかなく、実習も続いていたため、一次試験終了後すぐに、想定される質問とその回答をまとめました。また大学の公衆衛生看護学コースの先生にオンラインで面接練習をして頂きました。専門の先生に見て頂いたことで自信がつき、時事問題に関する知識を新しく知ることもできました。練習を重ねるほど単調になってしまいがちなので、自分が伝えたいことを丸暗記するのではなく、ポイントを絞っておき、心を込めて面接官と対話していくような意識で臨むといいのではないかと思います。

就職活動で印象深かった出来事を教えてください。

本格的に就職活動を始める前の時期ではありましたが、実際に佐賀県保健師として働かれている先輩にお話を伺う機会があり、自分の将来像をイメージできるとても貴重な時間となりました。また今年はコロナ禍での就職活動ということもあり、自分で考える力が特に求められていたのではないかと感じます。様々なことが制限される中で、いろいろな不安がありましたが、今できることを考えながら目標に向かって行動することの重要性を改めて学ぶことができました。

最後に、これから就職活動に臨む後輩にアドバイスをお願いします。

大学では講義や課題、実習など毎日がとても充実していて、4年間があっという間だったと感じます。保健師は二次・三次試験まであることがほとんどで、自分が取り組んでいることが正しいのか、周囲の友人と比べて遅れていないかなど、不安に感じるときもあると思います。しかし、看護学科は先生方のサポートが本当に手厚いです。私も何度も先生方に助けて頂きました。まずは自分で考えて、困った時には周囲のサポートを得ながら自分の目標に向かって頑張ってください。応援しています!