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在学生のみなさまへ

OBOGメッセージ

2020年3月卒 経済学部・経済学科

就職活動で意識すべき2点

富士通株式会社 藤﨑 太志

Let’s Interview!!

先輩へインタビュー

就職活動の準備はいつ頃からどのような形で始められましたか?

就職活動を始めたのは3年生の冬からです。就活情報が解禁される3月までにSPIの勉強やエントリーシートの作成、インターンシップや個別説明会に3社ほど参加しました。また、就職活動が本格化する前の12月に面接を1社受けることができたのも本番の雰囲気に慣れるということで貴重な経験になったと思います。

情報解禁後は就職活動が本格化し、会社説明会やエントリーシートの作成、面接対策などで一気に忙しくなるので、できることから早めに取り組むように心がけました。特にエントリーシートは、企業ごとに同様の質問があったり、その後の面接に直結したりするため、早い段階から力を入れて取り組みました。そのおかげで、エントリーの際や、面接対策においても自分の軸をぶらさずに臨むことができました。

自己分析と自己PRはどのようにされましたか?

はじめから1人で自己分析をするのは難しかったため、他己分析から始めました。面接においても面接官から見られる印象で合否が左右されるため、自分が他人からどう見られているのかを分析しました。そこで出た長所や短所をもとに、自分なりに当てはまっていると感じるものをさらに絞り込んで自己分析としていました。

自己PRについては、自己分析をもとにアピールしたい強みを明確にして、強みを身につけて発揮した経験、会社に入ってどう活かしていくのかを伝える努力をしました。

エントリーシートを書く際に自分なりに工夫したことを教えてください

端的に結論ファーストで書くこと、アピールしたいポイントを絞ってなるべく自分の軸からぶらさないようにすることの2点に気をつけて記入しました。

1点目については、結論を先に述べることで、その後の理由も頭に入りやすく、企業の方にとっても読みやすいものになるだけではなく、何百、何千人ものエントリーシートを読むことになる企業の方に対して、先に結論を述べることで、自分を簡潔にアピールすることもできます。

2点目については、アピールできるポイントはたくさんあった方がいいと思いがちですが、「~な強みや~な強みがあります。」といくつも挙げてしまうと、一つ一つの強みが薄くなってしまうだけではなく、企業の方にとって「じゃあこの人はどんな人間なんだろう」と思われてしまいます。自己分析に基づいた自分の人間性や軸から離れすぎないように、ポイントを絞ってわかりやすく表現する工夫をしました。

面接試験はどのような対策をしましたか?

就活サイトを活用し、企業の過去の面接形式や質問内容などを事前にインプットしていました。過去の質問から大きく変わることはほとんどないため、対策はしやすかったですが、事前の情報にはない質問が来ることもあるため、「自分はこういう人間だからこう考えます。」と、ここでも自分の軸をぶらさないように徹底しました。意見を述べるときには、エントリーシートの際と同様に結論ファーストで端的に答えるように気をつけました。

また、面接においては、言葉のキャッチボールができているかも見られるため、原稿を作って暗記するのではなく、アピールしたいポイントを箇条書きで書き出しておいて、伝える順番が前後してもいいように対策していました。あとは、その場の雰囲気や緊張との戦いになると思いますが、面接官を、自分を評価する人として考えず、ただ自分の話を聞いてくれる人として、面接自体を楽しむことを意識して臨むようにしていました。

就職活動で印象深かった出来事を教えてください。

グループディスカッションでの失敗です。グループディスカッションは選考の中でも特に難しいと感じる選考形式で、企業によってお題や形式が異なるだけではなく、同じグループになった人によっても自分の立ち回りを変えていかなければいけません。

グループの中では、進行役や書記、タイムキーパーなど様々な役回りがありますが、私の中で一番面接官の評価を受けやすいのは、チームの軌道修正ができているかどうかだと思います。討論時間に合わせて話し合いをまとめていったり、グループの話し合いがお題からそれていったときにそれを指摘したりという能力がグループの中で求められる力だと考えます。意見を切り出すには勇気が必要ですが、自信を持って発言することでグループでの話し合いの質の向上や、個人としてのアピールにもつながると思います。

最後に、これから就職活動に臨む後輩にアドバイスをお願いします。

私からの就職活動に向けてのアドバイスは2つあります。

1つ目は、迷ったときにはまず行動してみることです。将来やりたいことがすでに決まっており、行きたい業界が明確になっている人もいれば、今の時点で自分が何をしたいのかまだわからないという人もいると思います。私自身、就職活動を始めた当初は後者であり、将来どんな仕事がしたいのか全くビジョンが描けていませんでした。そんなときには、説明会に行ったり、業界について調べてみたりと行動を起こしてみてください。世の中には多様な業界、業種があるだけではなく、自分の今までの業界イメージが説明会に行ったら違ったということも多くあります。迷ったときに足踏みしているのではなく、一歩踏み出して行動することで、自分に合った業界が見つかるかもしれません。

2つ目は、就職活動は1人で頑張るのではなく、チームプレーだということです。周りの友人や先輩、教授、企業の方など、いろいろな人から意見をもらって情報収集をすることで、就職活動を通して、自分とはどういう人間なのかが見えてくると思います。しんどいときもあるとは思いますが、それも1人で抱え込まずに人と共有してみてください。周りの人はライバルではなく、自分を支えてくれる味方です。就職活動を楽しむくらいの意気込みで臨むことで、成功につながると考えています。

以上の2点を意識しながら、人生の大きなターニングポイントである就職活動を後悔のないように頑張っていってください。