日々変わる環境に敏感になっておくことが大事
佐賀県医療センター好生館 吉良 裕希Let’s Interview!!
先輩へインタビュー
就職活動の準備はいつ頃からどのような形で始められましたか?
4年生の初めに合同病院説明会に参加しました。まだ具体的には考えられていなかったので、何となく考えていた地域を中心にブースでお話を聞き、病院ごとの違いを認識することから始めました。
その後、自分が望む研修内容を考えて、興味のある病院に5年生と6年生の時に1回ずつ見学に行きました。回数は少なかったですが、病院による雰囲気の違いを肌で感じることができ、大変有意義な時間でした。
自己分析と自己PRはどのようにされましたか?
自己分析・自己PRは伝えたい内容を裏付けるエピソードがあると説得力を持つので、自分が頑張ったエピソード(部活やバイトのことなど)を思い浮かべ、その中で共通してアピールできるものを考えてまとめました。
また、自分のことをよく知る周囲の人にも相談しましたが、当たり前だと思っていてなかなか自分では思いつかないことも長所として使えたりするので、周囲の人からの助言はとても有り難かったです。
エントリーシートを書く際に自分なりに工夫したことを教えてください
病院ごとに指定の履歴書が用意してありました。各病院で質問事項は少しずつ異なりますが、記入欄は詳細をフルで書くには小さく、一言だけ書くには大きいサイズのものが多かったです。
興味を持たれれば面接の時に聞かれると思うので、一番伝えるべきことは確実にまとめて記入しましたが、面接で掘り下げられた時に、履歴書を読むだけでなく、さらに中身のある受け答えができるよう、だらだらとは書かないように意識していました。
面接試験はどのような対策をしましたか?
一般的に聞かれやすい質問や、自分の履歴書の中で聞かれそうだと予測できることについては準備をしておきました。自分の理想とする医師像をしっかりと軸に置いておくと、様々な派生した質問にも答えやすいと思います。
コロナ禍でマスクを着用したままの面接を行う病院も多くなり、表情が伝わりにくい分、目の動きで気持ちが伝わるように話す練習をしている人もいました。
就職活動で印象深かった出来事を教えてください
実際の面接試験において、コロナウイルスの流行が始まって丸一年が経ち、制限のある学生生活をしてきた中での学びや気持ち、自分の考えなどを少し捻った方向から聞かれる質問がとても多くあったのが印象的でした。
普段から自分の置かれている状況にどれだけ関心を持ち、分析できているかを問われている印象があったので、最近は少し慣れてしまいがちですが、日々変わる環境に敏感になっておくことが大事だと感じました。
最後に、これから就職活動に臨む後輩にアドバイスをお願いします。
なかなか自由に見学に行けない状況が続く中で、病院選びに苦労されることも多々あると思います。病院見学で雰囲気を自分の肌で感じることはこの上なく有益ですが、興味のある病院で実際に研修されている先生に直接お話を聞くことでもたくさんの情報が得られます。知り合いの先輩がいなくても、リモートでの病院説明会に参加することでその機会が得られることもあるので、利用できるものは積極的に利用してみてください。
みなさんが後悔なくマッチングを終えられることをお祈りします。