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在学生のみなさまへ

OBOGメッセージ

2025年3月卒 教育学部・初等教育主免専攻

失敗は自分を成長させてくれるチャンス、たくさん人と関わって夢の実現へ!

佐賀県小学校 小川 聡太

Let’s Interview!!

先輩へインタビュー

教員採用試験の準備はいつ頃からどのような形で始められましたか?

 大学3年生の夏頃に教員採用試験対策の参考書を数冊購入し、少しずつ学習を始めました。本格的に教員採用試験の準備を始めたのは、大学3年生の秋で佐賀大学生協が主催している教員採用試験対策講座を受講し、自分自身でも参考書・過去問を活用して勉強していました。

自己分析と自己PRはどのようにされましたか?

 友人に自分の性格や長所・短所を聞いて、より客観的に自己分析するように努めました。また、自己分析と面接対策は少し似ている部分があるので、面接で予想される質問集に答えていきながら、同時に自己分析も行うようにしていました。
 自己PRに関しては、私の叔父(高校教諭)や教員採用試験対策講座の先生に何度も添削をしていただき、修正を加えながら完成させました。

応募書類を書く際に自分なりに工夫したことを教えてください

 自己PRを提出しましたが、初めて読む相手にとっても伝わりやすいように、結論を最初に述べること、具体的な説明やエピソードに番号をふって書くことを意識しました。また、自分だけで文章を完成させるのではなく、教員採用試験対策講座の担当講師に10回ほど添削していただき、完成度を高めました。

面接試験はどのような対策をしましたか?

 面接試験は主に四つの方法で対策しました。一つ目は、教育学部後援会の「有朋会」の先生方に面接対策をしていただきました。担当の先生方は、実際に教員採用試験の二次試験で面接官を務めた方がほとんどだったので、アドバイスの一つひとつが非常に参考になりました。
 二つ目は教育学部の先生方と面接対策を行いました。一人一回の対策でしたが、三名の先生方が多面的に良い部分・課題を伝えてくださったため、自分自身の気付いていない部分にも気づくことができる良い機会になりました。
 三つ目は友人と面接対策を行いました。自分自身を客観的に評価してくれること、友人の受け答えや所作の良い部分を真似して、面接も少しずつ上達した実感があるので、友人との練習は非常に大切だと思います。
 四つ目は想定される質問・実際の面接練習で質問されたことをノートに書き出して、対策していました。質問に対しての答えをノート書く際は長文で書かず、箇条書き程度でまとめることを意識しました。箇条書き(約2~3行)でまとめておくと、数多くある想定質問の中から質問された際も答える内容が頭に思い浮かびやすいので、効率良く対策することをおすすめします。その他、小論文や模擬授業も1冊ノートを準備して、小論文で添削していただいた文章や模擬授業で行った教材を切り貼りしながら、対策していました。

教育実習で印象深かった出来事を教えてください。

 教育実習で印象深かった出来事は主に二つあります。一つ目は、主免の教育実習で中々授業が上手くいかなかったことです。これまで大学生相手に授業を行うことはありましたが、授業を行うにしても時間の都合で10分程しか行ったことがありませんでした。そのため、実際の小学生相手に授業を行った際に時間配分や予想外の発言が来た時の受け答えが上手くいきませんでした。しかし、教育実習の最後の方に児童の数名が「分かりやすかったよ!」と声を掛けてくれたので、気持ち的に救われました。主免の教育実習では、今の実力を把握でき、成長の糧にすることができたので、自分の中で特に印象に残っています。
 二つ目は併免の教育実習です。併免の教育実習では、中学生を相手に自分の専門科目である社会科の授業と道徳の授業を行いました。同じ内容を複数のクラスで行いましたが、回数を重ねるごとに修正を重ね、時間配分や受け答え、ICTの活用も上手くいったため、自分の中で非常に自信になりました。また、授業に余裕が出たことで担当学級に関わらず、色々な学年の生徒とコミュニケーションを図り、良好な関係を築くことができました。主免の教育実習では中々上手くいかなかった授業が、併免の教育実習で上手くいき、担当の先生・多くの生徒からも「分かりやすくて、進め方も上手だったよ!」と声を掛けられました。私は今年の四月から佐賀県の小学校教諭になりますが、併免の教育実習で上手くいった経験は、今後の教師生活に自信と希望を持つことができる機会になったので印象に残っています。

最後に、これから教員採用試験に臨む後輩にアドバイスをお願いします。

 教員採用試験は一次試験と二次試験があるので、途中で不安になったり、気持ちが沈んだりする場面があると思います。その時に大切になるのは一人で抱え込まないということです。友人や家族、先生になどに悩みを打ち明けながら対策をしていくと気持ちが楽になると思います。また、試験内容の範囲が広く、途中で切羽詰まったときは適度に息抜きをするといいと思います。私は友人と旅行や野球観戦に行き、メリハリをつけていました。二次試験では、小論文、面接、模擬授業というように人物評価がメインになるので、友人や教育学部「有朋会」、教育学部の二次試験対策講座を活用して、なるべく多くの人から自分の課題や良い部分を見てもらうと、確実に成長できると思います。
 教員採用試験は一人では乗り越えることが難しいと思います。それを乗り越えるためには、周囲の友人や先生方の協力を得ることが大切です。色々なことに挑戦をして、様々な人と関わりを持つことを恐れないでください。最初は上手くいかないことが多く、「向いてないかもしれない、不安だな」と思うことがあるかもしれませんが、課題・失敗こそが自分を成長させてくれます。簡単な道のりではありませんが、日々努力を重ねると自分では実感できなくても確実に成長しているので、友人と助け合いながら頑張ってください。教師になりたいという皆さんの夢が叶うことを願っています。いつか同じ職場で働くことを楽しみにしています。これから頑張ってください!応援しています!