自分らしさを忘れず、自分にも相手にも正直に
株式会社マルタイ 古瀬 結萌Let’s Interview!!
先輩へインタビュー
就職活動の準備はいつ頃からどのような形で始められましたか?
大学院1年の夏頃から、まずは気になっていた企業のインターンシップにいくつか参加するところから始めました。食品業界に興味があったので、食品業界を中心にまずは企業の事を知ろうという気持ちでインターンシップに望んでいました。そして、12月頃から実際にガクチカや自己PRの作成を始めていきました。
自己分析と自己PRはどのようにされましたか?
まず、何をどう書けばいいのか全く分からなかったので、テンプレートを見ながらざっと自己PR文を書いてみました。そしてそれを就職相談の先生に見せることで、先生からの「この時は何を考えてこのような行動をしたの?」や、「ここはどういうこと?」等、深掘りの質問に答えていくうちに自分の強みや弱みが見えてくるようになり、そこから何度も訂正を繰り返しながら作成しました。
また、家ではノートを作り、日々の学校生活やアルバイト等をしていく中で、これは自分の強みだな、自分はこのような時こう考えているのか等、思ったことを随時メモに残し、自分という人間を分析しながら生活するようにしていました。
エントリーシートを書く際に自分なりに工夫したことを教えてください
誰にでも書けないようなオリジナルな文にするために、ガクチカでは自分の感情を言葉として入れることを意識しました。例えば、部活で同じ経験をしたとしても、「私はこう思ったので、この行動をしました」というように書けば、他の人と同じになることは少ないです。また、3月の就活解禁までに自己PRとガクチカを仕上げておくことで、3月はそれぞれの企業の志望理由の作成に多くの時間を割くことができるので、志望理由の内容を濃くすることができると思いました。
面接試験はどのような対策をしましたか?
あまり練習をしないようにしていました。あまり練習をし過ぎると、回答を暗記してしまい棒読みになってしまうからです。入室、退室、マナー等はジョブカフェ佐賀さんで何度か練習をしましたが、内容に関しては、エントリーシートを作成する中で、先生からの質問に対して答えながら仕上げていたので、自分の言葉でスムーズに答えることができていました。この経験から、どれだけ自分がエントリーシートを書く時に考えて書いたか、自分の本当のことを書いたかが、面接に進んだ時に成功できる鍵だと思いました。
就職活動で印象深かった出来事を教えてください。
面接で同じようにガクチカや自己PRを話しても、受かる企業と受からない企業があるということです。自分なりに良くできた、面接官とのやり取りも盛り上がったと感じても、受からない企業もありました。しかし、同じように答えても受かる企業もあったので、最後まで自分らしさを忘れないように気を付けていました。
また、自分の思いが固まっていない状態で受けた企業は受からないということです。演技がうまい人は受かる人もいると思いますが、たいていの面接官には見透かされているので、特に志望理由については「なぜその企業でないとだめなのか」「同業他社ではなくその企業である理由」をちゃんと答えられるように固めて臨むべきだと思いました。
最後に、これから就職活動に臨む後輩にアドバイスをお願いします。
これを言ってしまうとそれまでと思われるかもしれませんが、就職活動は本当に運と縁だと思います。それは適当に就活をしていても受かると言っているわけではありません。ある程度基本的な対策は必要ですし、真剣に取り組むことは大切です。しかし、一番大切なことは、「自分についてしっかり理解しておくこと」、「自分の強み、弱みを把握すること」、「面接では話を盛りたくなるけど、ちゃんと事実を話すこと」です。ここさえぶれずに固めて、誠実に向き合っていけば、自分のことを分かってくれる企業は必ず出てきます。自分を信じて頑張ってください!