
就活の備え
九州電力株式会社 安達 結生Let’s Interview!!
先輩へインタビュー
就職活動の準備はいつ頃からどのような形で始められましたか?
就活の準備は、修士1年の春休みから始めました。最初は自分の就活における軸や興味のある業種をピックアップし、それに関連した企業の説明会・インターンシップへ積極的に申し込み・参加しました。説明会では業界分析や企業研究に役立て、インターンシップでは会社の雰囲気や入社後の働くイメージを抱くとともに、学生時代の経験を仕事にどのように活かすことができるかを意識し、就活の軸や希望の業種に対して、ギャップが生じないように役立てました。それと並行して、自己分析や履歴書、エントリーシートの作成を始めました。また、友人や先輩をはじめ、インターンシップで知り合った方の協力を得ながら、面接対策にも取り組みました。早期に準備を始めたことで、自信をもって面接に臨めたと思います。
自己分析と自己PRはどのようにされましたか?
自己分析は、研究活動、アルバイト、ボランティア経験、部活動などの過去の経験を一つずつ振り返り、これらの経験で得た価値観や考え方、自分の強みをノートに書き出すことから始めました。過去の経験で実際に直面した課題に対して、自分がどのように考え乗り越えてきたのか、その経験でどのような学びを得たのか整理することで、自分の強みを明確にすることができました。また、友人や先輩方に他己分析をしてもらうことで、自分では気づかなかった新たな長所を知ることができました。自己PRでは、自己・他己分析で得た自分の強みを、企業での業務において課題に直面した時に具体的にどう活かすことができるかを示し、自分を採用するメリットを企業に伝わるよう心掛けました。
エントリーシートを書く際に自分なりに工夫したことを教えてください
エントリーシートを書く際に工夫したことは2つあります。1つ目は、自己PRや志望動機のエピソードを抽象的ではなく具体的に伝えることです。エントリーシートは多数の就活生が提出するため、長所や志望動機が被ってしまうことを考慮しました。同じ長所でも自分だけにしかない具体的なエピソードを書くように意識することで、他者との差別化を図り、印象を残せるように工夫しました。2つ目は、入社後に企業へどう貢献していくか、今後の展望を伝えることです。企業の価値観やビジョンに合った展望を示し、入社後の具体的な成長イメージを伝えることで、企業との間にミスマッチングが生じないようにしました。
面接試験はどのような対策をしましたか?
面接試験に向けて、自己PRや学生時代に力を入れたことなど、よくある質問項目をインターネットや就活本で調べ、あらかじめ回答の要点を単語や箇条書きでノートにまとめました。代表的な質問に対する回答を事前に用意することで、自分の軸を明確にし、イレギュラーな質問にも筋の通った回答ができるようになったと思います。また、回答を要点で押さえておくことで、面接時に緊張して頭が真っ白になることを防げました。さらに、キャリアセンターや友人との模擬面接を繰り返し、様々なケースを想定して練習したことで自信を持って本番の面接に臨めました。
就職活動で印象深かった出来事を教えてください。
就活で印象深かった出来事は、友人や先輩、キャリアセンターなどに積極的に頼ることで、早い段階で選考型の対面インターンシップに参加できたことです。大学3年生のとき、企業説明会や業界研究を行っていましたが、最初は一人で進めることに不安を感じていました。しかし、周囲の人々と一緒に就活を進めることで、客観的なアドバイスをもらったり、情報を共有し合ったりすることができ、効率的に業界研究や企業理解を深めることができました。また、同じ目標に向かって努力する中でモチベーションも高まり、自己理解も深まったと感じています。
最後に、これから就職活動に臨む後輩にアドバイスをお願いします。
最初は何から始めればよいのか分からず、就活を後回しにしてしまいがちだと思いますが、採用活動の早期化が進んでいるため、早めに行動を起こすことが重要です。私は就活当初、軸が明確に定まっていませんでしたが、早めに活動を始めたことで、多くのインターンシップや企業説明会・座談会に参加し、企業の方や他の就活生との交流を通じて知見を広げることができました。行動を起こしたことで、ぼんやりとしていた将来像から譲れない就活の軸を見極めることができました。将来就活で後悔しないためにも、早めに行動を始め、できるだけ多くの企業を知り、比較することが大切だと考えます。最初は面倒に感じるかもしれませんが、まずは就活アプリをインストールしてみたり、キャリアセンターや先輩に相談してみたり、小さな一歩を踏み出してみてください。一人で悶々と考えていると不安が募りますが、行動を起こせば不安の原因が明確になり、次に進むためのヒントが得られるはずです。最初は敷居が高く感じるかもしれませんが、後悔しないように頑張ってください。