自分を評価してもらうために勉強してるんだ。
福岡入国管理局 深町 梨奈Let’s Interview!!
先輩へインタビュー
就職活動の準備はいつ頃からどのような形で始められましたか?
2年生の後期から、大学生協主催の公務員早期講座を受講し、初めて国家公務員合同業務説明会と官庁オープンゼミにも参加しました。早い時期から参加することで、人事の人にもアピール出来ましたし、業務に関する知識も深めることが出来ました。3年生になると、公務員本講座を受講し、より専門的な勉強が始まりました。年明けには、モチベーションを上げるため九州合同合宿にも参加しました。その他には、出来る限りたくさんの模試を受けることで、自分の弱点を見つけ、4月から始まる本試験に備えていました。
自己分析と自己PRはどのようにされましたか?
就職活動をするうえで、長所や短所、自己PR は必ず聞かれると思ったので、1年生の頃から色々なことに取り組むようにはしていました。サークルやアルバイトはもちろんのこと、学部独自の団体にも所属し、他の大学とも関わるきっかけを見つけました。
現在の公務員試験の面接では、どんな質問に対してもエピソードや具体的な事例を必ず聞かれるので、時間があるうちにたくさんのネタを集めておいた方がいいと強く感じました。それらの体験を通して、自分の性格も見えてくると思います。
エントリーシートを書く際に自分なりに工夫したことを教えてください。
最も気をつけていたことは、簡潔にかつ相手が聞きたくなるような文章を書くことです。国家一般職の面接シートは、6つ程度の質問で、各2行程度しか回答欄がありません。だから、本当に伝えたいキーワードだけ書いて、相手に詳しく聞かせるような文章を心がけました。
また、長所や短所については、面接する中で面接官が感じとれるような性格を書くことは避け、エピソードもなるべく他の人と被らないようなことを書くようにしていました。
面接試験はどのような対策をしましたか?
とにかく何回も何回も、面接練習をしました。同じ質問をされたとしても、気付く点は人それぞれ違うので、いろんな人にお願いして練習した方がいいと思います。
また国家公務員は、地方公務員に比べて業務が専門的なので、パンフレットを読み込んだり、実際に現場を訪問したりして、業務内容を詳しく覚えるようにしていました。民間企業に比べて面接試験回数が少ない分、官庁訪問等でどれだけ印象を残せるかが大切だと思います。
就職活動で印象深かった出来事を教えてください。
やはり最も印象に残っているのは、官庁訪問です。面接の内容だけでなく、職場見学の時の態度や質問回数も評価に入っていたようで、常に気が抜けませんでした。しかし、2年生の頃から何度も説明会等に参加していたおかげで、職員の方が覚えてくださっていて、見学中も声をかけてもらえたので、少し安心もしましたし、自信にも繋がりました。訪問回数を重ねる中で、その官庁の事がさらに好きになっていき、そういった意味では、楽しみながら就職活動できたのかなと感じています。
最後に、これから就職活動に臨む後輩にアドバイスをお願いします。
公務員試験までの道のりは、本当に長いです。1年以上勉強漬けの毎日が続き、目標を見失いそうになる時があると思います。そんな時私は、「自分を評価してもらうために勉強してるんだ。」と言い聞かせていました。その官庁や自治体で働きたいという熱い気持ちを伝えるために、まずは試験勉強頑張ってください。
そして、利用できるものはすべて利用してください。先生や友達、合格したサポーターなど、皆喜んで協力すると思います。試験は総力戦です。応援しています。