具体的な将来プランを立てて新たな視点を
九州大学病院(協力病院―九州大学病院プログラム) 品田 公太Let’s Interview!!
先輩へインタビュー
就職活動の準備はいつ頃からどのような形で始められましたか?
早い人では4年生になる前から病院の見学に行く人もいますが、臨床実習開始以降である5年生の夏頃から行く人が多いようです。私自身は5年生後半から就職説明会や研修病院のまとめてある冊子などで興味のある病院を絞り、6年生で実際に見学や、勤めてらっしゃる先生にお話を伺いました。 病院によって規模や研修プログラムも違いますし、あらかじめ自分が就職先を考える上で重視したいポイントを整理しておくとよいでしょう。
自己分析と自己PRはどのようにされましたか?
自己分析は自分を客観視することから始めました。自身でイメージを整理した後や詰まった時には友人や家族に話を聞いてみると、新たな自分が見つかることもあります。 自己PRは所属していた救急医療サークルおいて、学生では珍しい活動をしていたため、そこを中心にまとめました。サークル活動やアルバイトでの経験でもいいでしょう。医師としてその病院で働く上でいかに活かせるかとつなげることが重要だと思います。
エントリーシートを書く際に自分なりに工夫したことを教えてください
提出書類の内容が面接で話題の中心になることも多いので、ぜひ早めに取りかかり、十分に吟味した上で提出してください。書面で伝えるために、文章の論理性には特に気を付けました。 提出前には添削をしてもらいます。先生、先輩、同級生と頼む人は様々ですが、幅広く就職のための活動を行っている他の学部卒の方にもお願いすることをお勧めします。就職に関する知識・経験は豊富で、いくつもアドバイスをもらうことができました。
面接試験はどのような対策をしましたか?
言葉遣いや態度などが大切なのは言うまでもありません。病棟実習やボランティア活動など、外部の方と接する機会を中心に日ごろから心がけるようにしていました。また、志望理由などのよく聞かれる質問にはスラスラと答えられるように、声に出して練習しました。 私の一番の課題であった「緊張」に対しては、面接直前に肩をすくめてから力を抜く動作をしたり、ウォーミングアップも兼ねて表情筋トレーニングをしたりしていました。自分に合ったリラックス法を探しておくといいかと思います。
就職活動で印象深かった出来事を教えてください
就職先を考える上で特に重要だったと感じるのは、同級生や他大学の学生との情報交換と、実習・見学先の先生にお話を伺ったことです。自分だけでは知ることができなかった病院の特徴や、選ぶ上での基準となり得るポイントを知ることができました。
また、就職に関する情報のみならず、医師としての思いやこの仕事に携われることの素晴らしさを話してくださる先生もいらっしゃり、改めて苦しい試験や実習も頑張ろうと思いました。
最後に、これから就職活動に臨む後輩にアドバイスをお願いします。
講義に実習、サークル活動にバイト。流されて日々が過ぎていくのに十分すぎる忙しさですよね。「そのうちやるだろう」では気が付いたらギリギリになってしまいます。ぜひ一度早い時期に将来に関してイメージして、具体的なプランを立ててみてください。日々の生活にも新たな視点が加わり、同じ講義や実習でもより多くのことに気付くと思います。
大変なことも多いかと思いますが、悔いの残らない就職活動にしてください。応援しています。