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在学生のみなさまへ

OBOGメッセージ

2017年3月卒 医学部・医学科

10年後自分がどのような医師になりたいか

国立大学法人九州大学病院 松尾 和紀

Let’s Interview!!

先輩へインタビュー

就職活動の準備はいつ頃からどのような形で始められましたか?

本格的に準備を始めたのは4年生の春休みです。病院合同説明会に初めて参加しました。もともと、学内に複数の情報誌が置いてあり、それを参考にして低学年のうちから自分のキャリアを考えてきました。加えて、各病院のホームページを見たり、先輩からの体験談を聞いたりして、見学に行く病院を絞りました。5年生の夏・春休みを利用し、6病院を見学しました。早いうちから、自分のキャリアを考えていたことが病院探しに役立ちました。

自己分析と自己PRはどのようにされましたか?

自己分析・自己PRに関する交換ノートを友人と6年生の春から始めました。ノートに学会発表、部活動やボランティアなどの経験を通じて、自分が学んだことや成長したことを書き込み、そしてよりわかりやすい文章になるように互いに添削しました。友人と一緒に気づき、考えることで、自分だけではできなかった発見もあり、より良い自己分析・自己PRが作成できたと思います。

エントリーシートを書く際に自分なりに工夫したことを教えてください

まず、受験先の病院が求める人材について情報を収集しました。次に、自分がその病院にどのように貢献できるのかを考えました。さらに、就職して10年後にはどのようなキャリアを積んでいたいのかも思い描きました。そして、アピールしたい自分の強みを一つに絞り、それがよく伝わるような文章の流れを意識してエントリーシートを作成しました。

面接試験はどのような対策をしましたか?

自分が伝えたいことをキーワード化して覚え、言い忘れがないようにしました。また、発声練習だけでなく、日常生活の中でも相手に伝わりやすい声の出し方や話の間を意識しました。医学生は、実習中に患者さんとお話する機会がたくさんあります。日頃から挨拶や発声などを意識していれば、面接直前に慌てなくとも大丈夫だと思います。

就職活動で印象深かった出来事を教えてください。

就職試験で驚いたことが二つありました。一つは、論文作成や学会発表に取り組んだことを、複数の面接官からほめられたことです。

もう一つは、エントリーシートに「特技・手品」と記載していたところ、その場で手品をするように求められたことでした。他者と違う強みを持つことは、就職試験にも役立つことがわかりました。

最後に、これから就職活動に臨む後輩にアドバイスをお願いします。

研修病院を考える前に、10年後自分がどのような医師になりたいかしっかり考えておくと、病院見学や面接の際に慌てることがなくなります。また、明確なビジョンを持っていると、病院側の先生方も受け入れやすいそうです。自分の将来を考えることは、低学年のうちからでもできます。ぜひ、自分の将来のために早めに考え始めてみてください。