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在学生のみなさまへ

OBOGメッセージ

2017年3月卒 文化教育学部・学校教育課程

将来の想像がモチベーションにつながる

佐賀県小学校教員 山田 萌子

Let’s Interview!!

先輩へインタビュー

教員採用試験の準備はいつ頃からどのような形で始められましたか?

学校教育課程に入学したこともあり、採用試験については、1年の時から意識する環境にありました。1・2年次は、本に目を通す時間をつくり、用語のインプット程度という軽い気持ちで学習していました。

本格的に勉強を始めたのは、3年の冬。生協開催の講座、学部の講座、同窓会の講座の3つをやりくりしながら、座学だけではなく、模擬授業や面接の練習も並行しました。実際、4年の5月以降は追い込みという感じで、一次試験に臨みました。

自己分析と自己PRはどのようにされましたか?

わたしの場合は、特殊なのかもしれません。7月の教職の一次試験前に、3月から就職活動を行いました。受けた企業様は、3社ほどでしたが、自分のアピールポイントをエントリーシートや面接を通して、明確化していきました。教職の提出書類の自己PRに関しては、何回も書き直し、面接で繰り返し、他者に提示し、意見をいただいたうえで再構築するようにしました。

応募書類を書く際に自分なりに工夫したことを教えてください。

応募書類については、まず書く前に、ブレーンストーミングで自分とは何かと思いつきであげ、フレームワークしていく方法を取りました。最初に書類と向き合ってしまうと、書きたいことが浮かばなくなってしまいやすいと思います。また、端的に表現することだけでなく、書式にも注意しました。パラグラフライティングを活用し、順序よくわかりやすい文章の構成を心がけました。

面接試験はどのような対策をしましたか?

面接は数が必要です。講座での講習だけでは足りないので、友人と面接練習をおこないました。そして、必ず評価し合うこと。ただやっただけでは、質の向上にはつながりません。

また、面接だけではなく、応募書類にも通ずることなのですが、言葉えらびのユニークさ、独自な表現ができると面接官などの相手の印象に残りやすいです。単に、「明るい」という表し方ではなく、「パワフルで周りを巻き込むような勢いがもっている」という言葉に置き換えてみるんです。よくもわるくも評価は得られると思います。

教育実習で印象深かった出来事を教えてください。

教育実習は、教師の資質をはかる時間でもありますが、一か月間、子どもと触れ合うことができ、自身のコミュニケーション能力をはかる機会でもあります。わたしは、3年の9月と4年の9月に実習へいきました。特に、特別支援学校への実習が印象深かったです。子どもたち自身の自立をめざし、社会で生きていくことを見通した教育にふれ、こういう教育が行いたいという教育観の確立につながったと感じています。

最後に、これから就職活動に臨む後輩にアドバイスをお願いします。

教員採用試験に臨む前に、おこなってほしいことがあります。それは、教職員になった自分を想像することです。10年後、20年後と今よりももっと先のビジョンを描くことができれば、モチベーションがあがり、目標をもって勉強をすることができると思います。健康も大事なので、無理することのない範囲で、学生生活を楽しみながら、夢の実現に励んでください。後輩のみなさんとおなじ職場で、はたらくことを楽しみにしています。