Loading...
在学生のみなさまへ

OBOGメッセージ

2018年3月卒 医学部・医学科

医師として最初の2年間をどのように過ごしたいか考える

東京大学医学部附属病院 寺田 圭吾

Let’s Interview!!

先輩へインタビュー

就職活動の準備はいつ頃からどのような形で始められましたか?

5年生の春休みに病院の合同説明会に参加したのが最初でした。そこで伺ったお話をもとに、ホームページを見たり、先生からアドバイスをいただいたりして見学に行く病院を絞り、夏休みと6年生の春休みを利用して3つの病院を見学しました。

4年生になる前から情報収集や病院見学を始める人もいるようで、早めに始めることは将来の展望を考える良い機会になるかもしれません。

自己分析と自己PRはどのようにされましたか?

自分が成長できたと思える経験を踏まえて、医師としてその経験がどのように生かせるかについてまとめました。私は基礎医学講座の研究室での経験で得られたこと、国内の学会や勉強会に参加させていただきそこで学んだことを中心にまとめました。

エントリーシートを書く際に自分なりに工夫したことを教えてください。

病院側はエントリーシートをもとにおおよその人物像を把握し、それをもとに面接を行いますので、私自身について正直に、そして伝えたいことは焦点を絞って具体的に書くように心がけました。特に将来像についてはこれから経験したいことやどんな医師を目指したいのかについて具体的に言及しました。

面接試験はどのような対策をしましたか?

エントリーシートに記載したことを確認し、内容についての具体的な質問や志望動機など、想定される質問に対しては事前に回答を用意しておきました。

1年以上にわたる病棟実習の中で患者さんや先生方ともお話する機会も多く、話し方などは自然に身につくように思いますし、あらゆる質問にも対応できるようになると思います。ついでに私は想定外の質問がきたら落ち着いて箇条書き形式で回答を思い浮かべるように心がけていました。

就職活動で印象深かった出来事を教えてください。

同じ2年間の初期研修でも病院によって売り出すポイントが全く異なることは印象的でした。将来像をある程度定めて病院探しをしないと大きく迷ってしまうだろうと実感しました。

また先生方のお話は非常に魅力的でした。諸外国を視野に入れて力を入れるべき分野を見据える先生、超高齢社会の先を見据えたアドバイスを下さる先生など、第一線で活躍される先生方のお話を伺うことで視野が広がったように思います。

最後に、これから就職活動に臨む後輩にアドバイスをお願いします。

まず自分のしたいことやなりたい将来像を見据えてみてください。そしてそれらを達成するために、医師として最初の2年間をどのように過ごしたいかを考えると初期研修病院を考えやすくなると思います。

迷った際には先輩方や先生方に相談してみてください。将来像を考える上でも大変参考になると思います。また見学病院先でも様々なお話を聞けますので、気になった病院を色々見学してみるのも良い機会になるかもしれません。