病院見学の難しさ・リモートでの情報収集
長崎大学病院 中根 憧子Let’s Interview!!
先輩へインタビュー
就職活動の準備はいつ頃からどのような形で始められましたか?
マッチングについては、まず4年生の6月に合同病院説明会に参加し、そこで志望する病院の先生に研修プログラムについてお話を伺いました。4年生の8月に夏休みを利用して病院見学に行き、その際にお話しする機会があった研修医の先生にマッチングや研修プログラムについて相談をさせていただくこともありました。
自己分析と自己PRはどのようにされましたか?
自己分析については、自分の長所や短所がどのようなところかを考え、行き詰まった際には家族に相談をすることもありました。
自己PRについては、私は茶道部に所属していたので、私たちの学年がリーダーシップを取ってお茶会を開催したときのことを中心にまとめました。その際に学んだことを、志望する病院の研修医として活かすことができるという形で自己PRを行いました。
エントリーシートを書く際に自分なりに工夫したことを教えてください。
小論文を書く前に、まず自分がどのような医師になりたいのかを把握した上で、病院がどのような医師を求めているのか、よく解釈するよう努めました。与えられたテーマについて論じつつ、病院が求める医師像と自分がなりたいと思う医師像がマッチしていることを示しながら、自分がどのような医師になりたいのかを明確に小論文に書くよう心がけました。
面接試験はどのような対策をしましたか?
質問されるであろうと予測された問題に関してはあらかじめ回答を考えておき、面接で自信を持って堂々と答えられるように準備しました。時事問題についてはニュースを確認したり、知人とディスカッションを行うことで対策をしました。面接の直前に履歴書や自己PRに書いた内容の確認をしましたが、この確認が一番重要だったと思います。
就職活動で印象深かった出来事を教えてください。
2020年は新型コロナウイルス感染症の流行により、病院見学に行って自分の足で情報を得ることが難しく、歯がゆい思いをした1年でした。その反面、リモートで病院説明会や個別に医局説明会を開いていただいたりなど、家にいながら志望する病院の先生方とお話しでき、離れた場所からでも知りたい情報を手に入れられたことが印象的でした。
最後に、これから就職活動に臨む後輩にアドバイスをお願いします。
現在、新型コロナウイルス感染症の流行のため、今までのように病院見学に行くことが難しくなっているように感じます。しかし、リモートでの病院説明会などが多く開かれていることから、自分の知りたい情報を時間や場所にとらわれず手に入れられるようになっているとも考えます。
最後に、卒業後皆さんとお会いする機会もあるかと思いますが、その際はよろしくお願いいたします。