就職活動のキーワードは『なぜ』
鹿島建設株式会社 一ノ宮 哲郎Let’s Interview!!
先輩へインタビュー
就職活動の準備はいつ頃からどのような形で始められましたか?
入学直後から就活は意識しつつ、初めてインターンシップに参加したのは2年生の夏でした。3年生の春にナビサイトに登録し、情報収集を始めました。9月に東京で業界に特化した合同企業説明会があったのでそれに参加し、業界研究と企業研究を並行して行いました。東京の合同企業説明会では佐賀から来たというだけで興味を持っていただけて、個別に連絡を取って現場見学をさせていただく事に繋がりました。そこで見聞きした情報はキャリアを考える上で大きな助けになりました。
自己分析と自己PRはどのようにされましたか?
自己分析のための活動は行っていませんが、エントリーシートの内容や面接の想定質問に対して、『なぜ』を繰り返し掘り下げていった事が、結果として自己分析に繋がりました。
会社説明会やインターンシップを通して企業が求める人物像を明確にして、それに自分がどれだけマッチしているかが自己PRのポイントになりました。
自己PRは、『なぜ』が十分に深掘りできていれば自ずと説得力のあるアピールになりました。
エントリーシートを書く際に自分なりに工夫したことを教えてください。
かっこいい事を書かないという点を意識しました。エントリーシートを書き始めた当初はWEBや書籍で色々調べて、少しでも優秀に見られたいと見栄を張っていました。しかし、どこかで見たような文章で本人の意思が見えないとの指摘をいただき、多少文章が幼くなってでも自分の思いをストレートに伝える方針に変更しました。面接で文章が幼い事への指摘はありましたが、熱意を持って説明することで納得していただけました。
面接試験はどのような対策をしましたか?
想定質問への回答を頭で反芻する以外、模擬面接などの特別な対策はしていません。回答を準備するにあたって自分ではどうにもならない箇所は、インターンシップやOBとの面談を通して解消しました。聞きたい項目が明確になっていたことで、インターンシップなどを有意義な時間にすることもできます。就活を早めに始めていたおかげで面接の経験を早くから重ねられたため、場慣れして自然体で望めるようになりました。
就職活動で印象深かった出来事を教えてください。
3年生の9月、自分は早くから就活を始めているという安心感があったのですが、東京で合同企業説明会に参加した際に隣に鹿児島から来た2年生が座っていました。地方の大学生でもこれだけ早く動き出してる人がいる事を知り、気を引き締めて就活に望むきっかけになりました。佐賀大学では他大学の学生の動きを知ることが難しいので、早めに色々なところに足を運び、他大学の学生や企業の人と積極的に話をすることが大切になるでしょう。
最後に、これから就職活動に臨む後輩にアドバイスをお願いします。
就活のキーワードは『なぜ』だと思います。面接やエントリーシートでは様々な質問をされますが、突き詰めていくとその多くは『なぜ』に帰結します。就活では相手の印象に残る事が大切になりますが、起業などの特別な経験が無くても、『なぜ』を突き詰めて行けば十分オリジナリティのある受け答えができるようになります。どうすれば周囲と差別化することができるのか、戦略を持って就活に臨みましょう。