
丁寧な準備に勝るもの無し
法務省 豊田 直大Let’s Interview!!
先輩へインタビュー
公務員試験の準備はいつ頃からどのような形で始められましたか?
大学生活での国際交流の経験から、今ある基本的な生活を次の世代につなげていきたいという気持ちが芽生えたのが2年生の12月頃でした。その時期から大学生協の公務員講座を受講して、準備を始めました。基本的には公務員講座の授業に出席にして理解を深め、そこに対応する問題集を解きました。一次試験対策としては、とにかく問題集を解くのが大事だと思います。学習スケジュールも講座でのご指導通りに進めました。また二次試験で記述がある科目については、一次試験対策の際から「どうしてそうなるのか」まで理解することでその後の学習が楽になりました。
自己分析と自己PRはどのようにされましたか?
自己分析と自己PRはこれまでの自身の経験を振り返ることから始めました。これまでの経験の中で自身がこだわりや熱意を持って取り組んできたことを振り返りました。そのうえで、なぜその活動をしたのか、その活動から何を学んだのかを整理しました。これにより、自身の伝えたいことを明確にでき、強みがはっきりしました。ちなみに私は、自身が力を入れてきたことの一つに麻雀を上げましたが、これを理由に落とされることはありませんでした。一見遊びに見えるようなものでも、しっかり熱意を持って取り組んできたのであれ自己PRに使えると思います!
また、整理したこれまでの経験を他者に言語化して伝える練習をすることで、より相手に伝える工夫が出来たと思います。
エントリーシートを書く際に自分なりに工夫したことを教えてください。
志望先をよく知ることです。志望先がどのような政策に注力しており、どのような人材を求めているのかを知り、それに自身が適していることを伝える意識で書きました。政策を知ることで、そこから逆算して自身の経験を振り返ることもできました。とりあえずかけたら、公務員講座の担当者の方や身近な人にESを見てもらい、伝わりやすい文章にすることを意識しました。
面接試験はどのような対策をしましたか?
大学生協の公務員講座を受講していたので、そこで実施されていた模擬面接に積極的に参加しました。また大学のキャリアセンターの面接練習にも参加しました。合計で20回ほどの面接練習をする機会がありました。たくさん練習することで、本番はほとんど緊張することなく面接に臨むことが出来ました。何を伝えたいかが明確なると、その場で即興で話せるようになり、より自信になりました。
また面接は会話が基本なので、面接官とのやり取りがしやすいように一度にすべての情報を伝えるのではなく、聞かれたことに丁寧に返答する練習が役に立ちました。
公務員試験を受ける中で印象深かった出来事を教えてください。
周囲の方々のサポートです。公務員講座の事務局のかたはもちろん、周囲の友人が自己分析に関する相談や面接練習に付き合ってくれました。このような周囲の方々のサポートのおかげで、公務員試験を万全の状態で受けられました。
また、官庁訪問という最終面接のような機会では自身が従事したい分野で働かれている職員の方々と直接お話し、自身の思いを伝えられたことも印象深かったです。それまでしっかりと準備していたため緊張はしたものの、笑顔でお話しできました。
最後に、これから就職活動に臨む後輩にアドバイスをお願いします。
就職活動はやらなければならないことがたくさんあり、大変な時もあると思います。しかし大変だからこそ、私はメンタル面で自身が最も成長できた機会になり、今後の人生にとてもプラスになる経験になりました。特に公務員は、就職活動を始めてからから進路が決定するまでは長丁場ですが、尊敬する方の「将来は今日の延長線上にある」という言葉を胸に、一日一日を大切に過ごしました。自身の仕事が、広く社会全体に資することが公務員の大きな魅力だと思います。公務員試験は長丁場ですが、どのように働きたいかを考えて一日一日を大切に過ごしてほしいです。皆さんの就職活動が悔いのないものになるよう応援しています!