就活は自分を知ることから始まる！
日本イーライリリー株式会社 黒岩 もねLet’s Interview!!
先輩へインタビュー
就職活動の準備はいつ頃からどのような形で始められましたか？
学部で卒業する友人を見ていたため就活の意識自体は早くからありましたが、具体的な行動を始めたのは修士一年の四月頃です。就活は次の三つのことから始めました。まず一つ目が、マイナビやリクナビなどの就活サイトに登録することです。二つ目に研究室の同期とキャリアセンターへ行き、就活に関する資料を沢山もらいました。三つ目にジョブカフェ佐賀に行き、就活講座をいくつか受けました（自己分析やESの書き方など）。そこから先は自己分析と企業研究を主にしながら、興味のある企業に次々にESを提出していきました。ESは最初書き方が分からないと思うので、マイナビのMy career Boxなどの就活サイトが用意しているテンプレートに入力するところからはじめると良いかもしれません！
自己分析と自己PRはどのようにされましたか？
自己分析は「絶対内定」という本を参考にしながら進めていきました。一見就活に関係のないような生い立ちから学生生活を通して将来の夢までノート二冊分にまとめました。そうすることで、自分がどんなことにワクワクして、何を大切にしたいのかを知ることが出来ました。具体的には、私は初め研究職を目指していましたが、人とコミュニケーションをとることが得意で好きだということに気付いたので、就活後半戦では志望を医薬品の開発職やモニター職に転換しました。医薬品開発職という職業を見つけた時は「私にはこれだ！」となりました。
また、その自己分析を活かして自己PRは自分の強みであるチームワーク力を決まり文句にして書いていました。就職活動を行っていくうちに、近年の企業は単なる忍耐力やリーダーシップなどを求めているのではなく、「周りを巻き込んでどう動いたか」が重視されると感じたため、自己PRはそのことを意識して書いていました。
エントリーシートを書く際に自分なりに工夫したことを教えてください
工夫したことは四つあります。まずは誰しもが通るであろうPREP法を意識することです。二つ目は、エピソードを二つ作って文字数ごと（600、400、300、200、100字）でエクセルに用意していました。こうすることで、ESの締め切りに追われても時間がなくて出せないということが無かったです。ガクチカ・自己PR共に別のエピソードを同ES内で求められる企業もあるので、内容が違うものがいくつかある方がいいと思います。三つ目は、本を読むことです。特に自己啓発系の本をお勧めします。その理由は単語や言い回しの幅を増やすことが出来るからです。最後に、他人に見てもらうことです。私は研究室の先輩とキャリアセンターの先生に添削していただきました。Chat GPTも文章をブラッシュアップするうえではとてもいいツールだと思います。就活は周りを巻き込んでやったもん勝ちです！
面接試験はどのような対策をしましたか？
初めは就活本に沿って、よくある面接の答えをノートに書きまくりました。実際に面接の予定が立ち始めてからは、ES同様にキャリアセンターや研究室の先輩に面接練習をしていただきました。文字を声に出して会話するとなるとESを書くのとは全く別の難しさがあって、最初はとても苦労しました。練習風景を録画やノートで記録し、次の練習をしていくうちに自然と文章を話せるようになりました。また、実際の面接では笑顔を忘れないことを意識し、練習同様に面接を受けた後にも記憶が新しいうちに記録を残して次の面接に活かしていました。
就職活動で印象深かった出来事を教えてください。
志望業界を変えた途端にガラッと就活の風向きが変わったことです。私は初めペットフードを作りたいと思い、ペット業界や少し興味のあった食品や化粧品の大手企業ばかりを見ていました。その結果夏秋インターンはほとんど落ち、メンタルが落ち込んだ時期もありました。しかし、同時並行で行っていた自己分析から自分を見直し、12月下旬に初めは一つも見ていなかった製薬業界に目を向けることが出来ました。そこから徐々に冬インターンや本選考に通りはじめました。最初は興味のない業界や業種でも自分を知ることで合う合わないを見つけることが出来ると思います。
最後に、これから就職活動に臨む後輩にアドバイスをお願いします。
就活・勉学・アルバイト・サークルなど全てのことに目的意識をもって取り組むことが大事だと思います。就活だけではなく、「目的」をもってやりたいことにはとことん取り組むことで文章におこせるようになります。またその際に社会人と話す機会を持つと面接などで緊張しなくなると思います。また、胸を張って自分の軸を持つと良いと思います。他人の目を気にせず、「私はこんな働き方じゃないとやだ！」を通しぬくことが大切です。就活は周りと比べてメンタル崩れ落ちるときもあると思いますが、自分に嘘はつかずに納得のいく結果を出してください。応援してます！
